申請直前

ものづくり補助金の締切|23次終了後に見る制度と日程

2026年08月12日

この記事で分かること

ものづくり補助金は23次で受付を終えています

まず現状から。ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(通称ものづくり補助金)の総合サイトを見ると、最新のお知らせは令和8年8月7日(金)「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の23次締切に関する採択結果を公表しました」です。24次締切の公募要領公開や公募開始の告知は掲載されていません。

スケジュールページの公募回一覧も、23次締切(公募締切日2026年5月8日、採択発表日2026年8月7日)で終わっており、24次以降の行はありません。

出典:ものづくり補助金 総合サイト同 スケジュール

中小企業庁の補助金公募情報でも、ものづくり補助金の最新告知は「第23次公募要領を公開しました【申請受付期間:4/3〜5/8】」(2026年2月6日掲載)が最後で、その後は「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の第1回公募要領を公開しました」(2026年6月30日掲載)に切り替わっています。設備投資を支援する枠組みは後継制度に移ったと読むのが自然です。

出典:中小企業庁 補助金公募情報

いま締切が公表されている制度

「ものづくり補助金の次の締切」を探している事業者が、実際に日程を確認できるのは次の制度です。

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 デジタル化・AI導入補助金2026
対象 革新的サービス開発・試作品開発を行うための設備投資等 革新的新製品・サービス開発/新市場・高付加価値事業への進出/海外市場開拓に向けた輸出体制強化 課題やニーズに合ったITツールの導入
上限額 24次が公表されていないため次回条件は不明 革新的新製品・サービス枠 最大2,500万円(賃上げ特例適用時3,500万円)/新事業進出枠・グローバル枠 最大7,000万円(同9,000万円) 通常枠 450万円(4プロセス以上の場合)
補助率 同上 1/2〜2/3 1/2以内(条件を満たす場合2/3以内)
締切 23次締切 2026年5月8日で受付終了 第1回 2026年10月30日(金)18:00まで(厳守) 4次締切分 2026年8月25日(火)17:00

出典:ものづくり補助金 総合サイト新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公募スケジュール第1回公募要領(PDF)デジタル化・AI導入補助金2026 事業スケジュール

後継制度の日程は一度変更されています

新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回は、当初「申請受付:2026年8月31日/申請締切:9月30日18:00」と公表されていましたが、申請受付9月30日〜締切10月30日18:00に変更されました。公募スケジュールページでは旧日程に取り消し線が引かれています。採択発表も令和8年12月予定から令和9年1月(予定)に変更されています。

日程は動きます。準備を始めるときと申請直前で、必ず事務局サイトを見直してください。

出典:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公募スケジュール

過去の公募ペースは年4回程度

次回がいつ来そうかを考える材料として、ものづくり補助金の実績が参考になります。総合サイトには「令和2年3月10日(火)の公募開始以来、通年で公募を行っております」と記載があり、1次から23次までの全日程が公表されています。直近5回は次のとおりです。

公募回 公募締切日 採択発表日
19次締切 2025年4月25日 2025年7月28日
20次締切 2025年7月25日 2025年10月27日
21次締切 2025年10月24日 2026年1月23日
22次締切 2026年1月30日 2026年4月30日
23次締切 2026年5月8日 2026年8月7日

2020年3月から2026年5月までの約6年で23回、直近はおおむね3か月おき(年4回程度)です。そして締切から採択発表まではいずれも約3か月かかっています。

出典:ものづくり補助金 スケジュール

締切に間に合っても、結果が出るのは3か月後、入金はさらに先です。全体の時間感覚は補助金はいつもらえる?入金までの期間を実例で解説で整理しています。

締切から逆算して準備する

後継制度の第1回を例に、締切の10月30日18:00から戻していきます。公募要領に所要期間が明記されているものだけを挙げます。

準備するもの 公募要領の記載
GビズIDプライム(行政サービス共通のログイン用アカウント) 「発行には、1週間程度時間を要します。GビズIDプライムアカウントの取得手続きの遅れによる申請期限の延長等は一切認められません」
一般事業主行動計画の策定・公表 申請要件。「『両立支援のひろば』に掲載するにあたっては、1〜2週間程度の期間を要します」「公表申請の審査過程で不備が発覚する場合もありますので、2週間以上の余裕をもって公表申請を行ってください」
事業計画の策定 補助事業終了後3〜5年の計画。付加価値額の年平均成長率+4.0%以上、一人当たり給与支給総額の年平均成長率+3.5%以上などの目標設定が必要
添付書類 労働者名簿、金融機関等から資金提供を受ける場合は「金融機関による確認書」など

出典:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回公募要領(PDF)

公募要領は「申請者は事業計画の作成、実行及び成果目標の達成に責任を持って取り組んでいただく必要があります」「必ず申請者自身で作成してください。作成自体を申請者以外が行うことは認められず、発覚した場合は不採択・採択取消・交付決定取消となります」とも明記しています。外部に丸投げして締切直前に仕上げる、という進め方は想定されていません。

制度をまたいで共通する提出書類は補助金の必要書類一覧にまとめています。

締切当日に賭けてはいけない理由

電子申請なので、システムが動いていなければ何もできません。ものづくり補助金の総合サイトには、GビズIDやjGrantsのメンテナンス告知が繰り返し掲載されています。

過去には10次締切で「電子申請システムの緊急メンテナンスに伴い」締切を1日延長した告知(令和4年5月11日)もありますが、これは例外的な対応です。新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の締切は「18:00まで(厳守)」と書かれています。

出典:ものづくり補助金 総合サイト新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 公募スケジュール

採択は「満額もらえる決定」ではない

もう一点、締切と同じくらい誤解されやすい部分があります。ものづくり補助金の総合サイトには、次の説明が掲載されています。

15次公募要領以降、「採択」・「採択決定」の用語の前に「補助金交付候補」との用語を挿入しております。「採択決定」という用語は、事業者様に対して「補助金が申請とおり満額交付されることが決定した」との誤った認識を与えかねないこと、実際にその後トラブルに発展するケースが発生していること等を考慮しての対応です。

後継制度の公募要領も「補助金交付候補者の採択結果は、事業計画に記載のあるすべての経費及び金額に対して、補助金の交付決定を保証するものではありません」「精査の結果次第では、交付決定額が、応募申請時に計上している補助金申請額から減額又は全額対象外となる場合もあります」としています。締切を守ることは出発点にすぎません。

出典:ものづくり補助金 総合サイト新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 第1回公募要領(PDF)

次回情報の追い方

24次が公表されるとすれば、中小企業庁の補助金公募情報か各事務局のサイトです。制度全体の公募がどう出るかは補助金の公募はいつ?年間サイクルと最新日程にまとめています。ものづくり補助金事務局サポートセンター(050-3821-7013、受付時間10:00〜17:00、土日祝日および12/29〜1/3を除く)でも問い合わせを受け付けていますが、GビズIDの新規取得等に関する問い合わせには対応していないと明記されています。

要件を満たすかどうかは各制度の公募要領をご確認のうえ、必要に応じてよろず支援拠点や商工会・商工会議所、専門家にご相談ください。


この記事は2026年8月12日時点の情報です。最新の公募状況は公式サイトでご確認ください。

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